子育てママらがチアダンス 試練越え第2の青春

勢ぞろいしたべスティーズのメンバー(小野香代子さん提供)
勢ぞろいしたべスティーズのメンバー(小野香代子さん提供)

栃木県内の子育て世代のママたちによるチアダンスチーム「BESTIES(べスティーズ)」が結成されて11月に丸2年を迎える。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自粛で練習もままならない中、着実にチームワークを育んできた。メンバーの合言葉は「ココロオドル♪」。いくつになっても健康できれいに、そして挑戦する気持ちを持ち続けている。

結成時のメンバーは5人だったが、現在は40~50代の14人に増えた。みんなチアダンス初心者だ。代表の小野香代子さんが日本シニアチア協会主催の全国大会を観戦した際、40~80代の女性がかわいい衣装を着て笑顔で踊っていた姿を見て感動し、「いつかこの舞台で踊りたい」と一昨年11月に結成された。

児童虐待防止のイベントや、23日には骨髄バンクの登録推進運動のイベントに出演するなど、社会貢献活動に取り組んでいる。

チームにとって大きな試練になったのは昨春、栃木県も緊急事態宣言の対象となり、全体練習を自粛せざるを得なかったときだ。小野さんは「ようやくメンバー同士のきずなができて、全国大会に向けたフォーメーション(位置取り)の練習を始めたばかりで不安になった」という。

しかし踊りのポイントを動画にして毎日配信し、メンバーはそれを見ながら自宅などで自主練習を続けたことで、緊急事態宣言の解除後には1曲を通しで踊り切ることができた。その年の全国大会は中止となったものの、「メンバーを思いやる気持ちと一体感を実感できた」(小野さん)と前向きになれたという。

来年1月には夢だった全国大会への参加が決定。べスティーズのメンバーは昨年、大会用に製作した紫の衣装を身にまとい舞台に臨むつもりだ。

チームを指導するインストラクターの野沢佑佳さんは「指示をしなくてもお互いに声を掛け合って練習できている。目標に向かって第2の青春を送っています」とたたえた。

べスティーズでは随時メンバーを募集している。問い合わせは090・1565・1550。(鈴木正行)