山健組幹部が山口組ナンバー2と面会 合流伝達か

特定抗争指定暴力団「神戸山口組」(神戸市中央区)から離脱した元中核組織「山健組」(同)の幹部らが、神戸側と対立抗争状態にある特定抗争指定暴力団山口組(同市灘区)のナンバー2、高山清司若頭と22日に面会したことが捜査関係者への取材で分かった。山健組が山口組へ合流する意向を伝えたとみられ、抗争中の神戸山口組と山口組の勢力差が、さらに山口組優位に拡大することが決定的となった。

捜査関係者によると、山健組の幹部らは22日午前、近畿地方にある山口組系事務所で高山若頭と直接会い、山口組へ合流する意向を口頭で伝達した。高山若頭からは、山口組傘下組織となることが正式に承認されたとみられる。

山健組は昨年夏ごろに内部分裂し、トップである中田浩司(ひろじ)組長=殺人未遂罪などで起訴=らが神戸側を離脱したとの情報が流れていた。今月16日には兵庫県内で会合を開き、山口組への合流を決定。同日、山口組でも合流を認める通達を組織内に出していた。

警察庁によると、昨年末の構成員と準構成員の数は山口組が8200人、神戸山口組は2500人。神戸山口組の数には、離脱前の山健組の構成員らが多数含まれている。今回、山健組からどれだけの人数が山口組に合流したか、正確な人数は不明。

一方、兵庫や大阪、愛知など10府県の公安委員会は22日、山口組と神戸山口組の特定抗争指定暴力団への指定を3カ月間延長すると明らかにした。10月5日の官報に公示予定で、期間は同7日から来年1月6日まで。