3歳児に熱湯浴びせ殺害 逮捕の男、容疑を否認 大阪府警 - 産経ニュース

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3歳児に熱湯浴びせ殺害 逮捕の男、容疑を否認 大阪府警

男児が熱湯をかけられて死亡したとされるマンション=22日午後7時47分、大阪府摂津市(小川恵理子撮影)
男児が熱湯をかけられて死亡したとされるマンション=22日午後7時47分、大阪府摂津市(小川恵理子撮影)

大阪府摂津市内のマンションで8月、同居していた交際相手の長男に高温の湯を浴びせて殺害したとして、大阪府警捜査1課と摂津署が22日、同居していた無職の男を殺人容疑で逮捕した事件で、男が調べに対し、容疑を否認していることが分かった。今年5月ごろに母親が、男から長男が暴行を受けていると摂津市に相談をしていたことも判明。結果的に府警と情報共有されず、事件を未然に防げなかった。

府警によると、男は同府羽曳野市南古市の無職、松原拓海(たくみ)容疑者(23)。亡くなったのは、松原容疑者が交際していた20代女性の長男で、保育園児の新村桜利斗(にいむら・おりと)ちゃん=当時(3)。松原容疑者は昨年10月ごろ、女性との交際を始め、今年5月ごろから現場マンションで3人で暮らしていた。

逮捕容疑は今年8月31日午後、摂津市鳥飼本町のマンション一室で、桜利斗ちゃんに熱湯を浴びせるなどし殺害したとしている。松原容疑者は「熱湯を故意には浴びせていない」と容疑を否認しているという。

事件は31日午後4時50分ごろ、外出中の母親から電話で促された松原容疑者が「浴室内で男児が呼吸をしていない」と自ら119番して発覚。桜利斗ちゃんは心肺停止の状態でリビングに倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。

松原容疑者は逮捕前の府警の事情聴取に「男児の体を洗うために風呂場に連れていった。シャワーの温度を徐々に上げる遊びをしていたが、子供に当たるようにはしていない」などと説明していた。府警は、松原容疑者が桜利斗ちゃんを押さえつけ、熱湯を浴びせたとみて調べている。

府警によると、今年5月には、女性が「(松原容疑者から)男児がほっぺをたたかれた」と相談し、対応を求めていたという。摂津市などを管轄する大阪府吹田子ども家庭センター(児童相談所)の担当者は「個別の事案については個人情報の観点から回答はできない」としている。

マンション住人の40代女性は事件当日について「子供の『ギャー』と叫ぶような声が2回聞こえて、何事かと思った」と振り返る。大勢の救急隊員らが駆け付け、救急車で人工呼吸や心臓マッサージを施していたという。近所の男性(60)は「男児が救命処置を受けている間に、母親らしき女性が慌てた様子で帰ってきて、その場にいた男に『あんた何したん』と怒っていた。おかしいなとは思っていたが、まさか虐待だったとは」と驚いた様子だった。

一方、松原容疑者の両親は産経新聞の取材に「ここ数年は連絡をとっておらず、何をしているのかわからない。虐待については心当たりがない」と話した。