死刑判決の工藤会トップ 接見禁止を解除

市民襲撃4事件で殺人と組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)などの罪に問われ、福岡地裁で死刑判決を受けた特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)トップの総裁、野村悟被告(74)と、無期懲役とされたナンバー2の会長、田上不美夫被告(65)の接見禁止が解除されたことが22日、関係者への取材で分かった。解除は21日付。

野村被告は8月24日の判決言い渡し後、裁判長へ向け「あんた、生涯後悔するぞ」「公正やないね」などと発言した。地裁は、関係者を通じ証拠隠滅を図る恐れがあるなどとして接見禁止を決定。弁護側が不服として抗告していた。

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