献身介護の末に…老父嘱託殺人未遂に執行猶予判決

福島県いわき市で6月、長年介護してきた病身の父小川仁四さん=当時(87)=に頼まれ絞殺しようとしたとして、嘱託殺人未遂罪に問われた内装業手伝い、小池りえ子被告(57)に、福島地裁いわき支部は22日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

判決理由で小川一希裁判官は、持病により足を切断する恐れのあった小川さんが殺害を依頼したと認定。その上で「被告が夫らに相談せずに心中しようと選択したのはやや短絡的だが、献身的に介護する中で被害者の最後の願いを聞いてあげたいと考えたことを強く非難できない」と述べた。

判決などによると、小川さんから殺害を頼まれた被告は6月28日朝、同市の駐車場に止めた車の中で、首を電気コードで絞めた。小川さんは2週間のけがを負ったが致命傷にはならず、翌日病死した。