節約家計簿

マンション選び 予算見積もり慎重に

そろそろマイホームを購入しようと考えるご家庭もあるでしょう。今年は住宅ローン控除や住宅資金贈与の特例、グリーン住宅ポイントなど、過去に例をみないほど、マイホーム取得支援制度が充実している年でもあります。

ただし、マンション購入については、慎重に動いたほうがよさそうです。その理由として、不動産価格指数(国土交通省発表)からマンション価格の推移を見ると、平成20年5月の「100・6」に対して、今年の5月は「165・0」になっています。マンション価格は64%以上値上がりをしているからです。

この数字を単純に、マンション価格に置き換えると、13年前には3千万円で購入できたマンションが、現在では4950万円出さないと買えない計算になります。私も、仕事に使っているマンション価格の値上がりを感じています。「おうちダイレクト」という無料の査定システムに登録していて、不定期に売却予想価格がメールで届きますが、購入時の価格に対して現在の価格は約1・4倍。購入してから15年近くたつのに、新築時より高くなっているのです。

一方、戸建てはマンションと同じ13年前と現在を比べてみても、価格はほぼ横ばいです。マンション価格が高くなっている状況と比較すると、1次取得者でも手に入れやすい状況といえます。

これからマンションを購入する方は、購入できそうな価格を先に見積もってから、物件探しに入りましょう。

住宅ローンは、35年ではなく、34年や33年のように、1年でも短く組んでほしいところですが、最近は価格の高騰で、返済年数を短くする住宅ローンが組みにくくなっています。

予算の見積もりが甘いまま物件探しをすると、購入予算が上がってしまって、「こんなに住宅ローンを借りて、最後まで返済ができるのか」と心配になるケースも増えています。無理な購入は、ローン破綻を招く可能性がありますので、物件価格の見積もりは、くれぐれも慎重に行いましょう。

(ファイナンシャルプランナー 畠中雅子)