アレスグッド代表・勝見仁泰(かつみ・きみひろ)さん 社会課題を軸とした就活推進

(黄金崎元撮影)
(黄金崎元撮影)

高校時代に東南アジアを放浪し、貧困格差を目の当たりにしました。進学した高千穂大では、途上国の経済成長をテーマにドイツや米国に留学しました。帰国後に途上国ビジネスを立ち上げる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で頓挫しました。

そのため就職活動を始めましたが、社会課題に本気で取り組んでいると感じた企業に巡り合えませんでした。留学仲間も同じ経験をしたため、業種・職種で選ぶ就活の在り方に疑問を抱くようになりました。

そこで社会課題を軸とした就活の在り方に変えようと、昨年11月に起業し、代表に就きました。今年5月には、気候変動や貧困問題などの社会課題に本気で取り組む企業と、学生をつなぐ会員制交流サイト(SNS)サービス「エシカル就活」を始めました。

エシカルは「倫理的な」という意味の英語で、人や環境、社会に配慮した考え方・行動を指します。エシカル就活は、そうした企業を選ぶ活動として、私が名付けました。

現在約1400人の学生が登録し、14社が参加しています。米国の非営利組織の認証制度を参考に掲載企業を厳選しています。

エシカル就活を広げることで、環境や人権の優先度を高める産業界を作り、より良い社会を未来に残したいと思っています。

持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた行動を喚起する国連の「グローバル・ゴールズ・ウイーク(SDGs週間)」(9月17~28日)に合わせ、国内で環境問題などに取り組む次世代の担い手に話を聞いた。