浪速風

愚かな選択は避けて

立候補者討論会に臨む(左から)河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行 =18日午後2時27分、東京都千代田区の日本記者クラブ(宮崎瑞穂撮影)
立候補者討論会に臨む(左から)河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行 =18日午後2時27分、東京都千代田区の日本記者クラブ(宮崎瑞穂撮影)

「要は経済なんだよ、愚か者」とは、1992年の米大統領選を戦ったビル・クリントン氏陣営のフレーズ。どれほどの威力があったかは分からないが、ともかく当時の現職、ジョージ・H・W・ブッシュ氏を破った。2021年、日本の首相を事実上決めることになる自民党総裁選で、候補者4人は要するに何を訴えているのだろう

▶新型コロナ、少子高齢化、気候変動、格差、景気、横暴な国との向き合い方、デジタル化、教育…。ありきたりな言い方だが、この国が抱える問題は山積していて、どれも待ったなし。候補者はみな、解決への道筋をつけると主張する

▶過去の政権も理想を掲げながら、しがらみ、声の大きな既得権益者、予算と時間の制約に足をとられた。このぬかるみを抜け出せる強い足腰を備えているのは誰なのか、候補者の同僚である国会議員が最もよく知っているはず。義理や保身を優先させるような愚かな選択は避けてもらいたい。