首相、23日から訪米 クアッド首脳会合定例化へ

出邸する菅義偉首相=22日午前、首相官邸(春名中撮影)
出邸する菅義偉首相=22日午前、首相官邸(春名中撮影)

菅義偉(すが・よしひで)首相は、米ワシントンで開かれる日本、米国、オーストラリア、インド4カ国(クアッド)の首脳会合出席のため、23日から訪米する。退陣表明した首相としては最後の外遊となる。会合では、中国を念頭に、法の支配など「自由で開かれたインド太平洋」の推進や、新型コロナウイルス対策などでの連携のほか、会合の定例化を確認する見込みだ。

会合は24日にホワイトハウスで行われ、首相とバイデン米大統領、モリソン豪首相、モディ印首相が出席する。対面で開催するのは初めて。

3月のテレビ会議形式の会合で作業部会の設置を決めた新型コロナワクチン、重要・新興技術、気候変動の各分野について、これまでの協議の進捗(しんちょく)と一層の協力を確認。共同声明を取りまとめる見込みだ。

4氏は、イスラム原理主義勢力タリバンが実権を掌握したアフガニスタン情勢なども協議するほか、会合の毎年の定例開催でも一致するとみられる。

菅首相は各国首脳との二国間会談も実施。バイデン氏との会談では、北朝鮮対応のほか、中国の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への加盟申請なども話題に上る可能性がある。