コロナ収束祈り「至誠神通」と揮毫、奉納 千葉県護国神社

書家の腰原佳恵さん(左)が平和を祈って揮毫した「至誠神通」=21日、千葉市中央区の県護国神社(長橋和之撮影)
書家の腰原佳恵さん(左)が平和を祈って揮毫した「至誠神通」=21日、千葉市中央区の県護国神社(長橋和之撮影)

国連が定めた「国際平和デー」の21日、千葉市中央区の千葉県護国神社で市川市の書家、腰原佳恵さん(68)が平和を祈って書を揮毫(きごう)し、奉納した。

腰原さんは、長さ2・4メートル、幅0・9メートルの紙に、太い筆で「至誠神通」と力強く揮毫した。この言葉には、「誠を尽くせば、神に通じる」という意味があり、腰原さんは「新型コロナウイルスの感染者数が減らない理由として、人々がコロナ禍に慣れて気が緩んでしまっていることがあると感じた。もう一度気を引き締めて、(感染対策を)やり切ろう」との思いを込めたという。

腰原さんの書と合わせ、桜林高校(千葉市若葉区)書道部が揮毫した書も奉納された。書に書かれた「克禍安泰」は、「国家安泰」を基にした造語で、「新型コロナにより、夢が実現できないと諦めがちな人々に挑戦する心を思い出してほしい」という思いが込められている。

県護国神社の竹中啓悟宮司(62)は「素晴らしい書に感謝を申し上げる。祭られている5万7千余柱の英霊も喜んでいると思う」と述べた。

「国際平和デー」にあわせ、この日は、全国の護国神社や広島市の平和記念公園などで一斉に、平和を祈念するイベントが行われた。