街行く路面電車

京阪大津線 地下鉄、登山区間、路面電車を直通

びわ湖浜大津駅を発車し交差点を左折する「京阪800系」。右上は石山坂本線の車両 =2日午前、大津市(永田直也撮影)
びわ湖浜大津駅を発車し交差点を左折する「京阪800系」。右上は石山坂本線の車両 =2日午前、大津市(永田直也撮影)

大津市から京都市内まで路線を持つ京阪大津線は路面電車としては変わり種だ。路面区間は約1キロと短いが、延長に滋賀・京都の府県境をトンネルではなく山を越える登山区間、京都市営地下鉄の乗り入れる地下区間という3つの顔を持つからだ。

山を越え、地下に潜るため、車両も特製の「京阪800系」。4両編成、全長66メートルで、路面電車としては国内最大なのも目を引く。 琵琶湖畔の大津港近くにある「びわ湖浜大津駅」が京阪大津線の中心。京都方面行きに乗車した。 駅を出ると、ほどなく交差点を90度左折。4両編成の車両が大きく弧を描いた。体をきしませ、曲がってゆく路面電車なんて見たこともない。

大津市内の交差点を通過する「京阪800系」 =6日、大津市(本社ヘリから、永田直也撮影)
大津市内の交差点を通過する「京阪800系」 =6日、大津市(本社ヘリから、永田直也撮影)

「カーブは先頭部分が通過できても車両の中央部分で接触する可能性もあるため、(並走する)自動車の動きに細心の注意を払います」と運行に携わる春山隆治さんは言う。

2分ほどで路面電車区間は終わる。この後、府県境をまたぐ逢坂山を登り、山を越えると京都市に入る。終点となる御陵駅からは京都市営地下鉄東西線に乗り入れ、太秦天神川駅まで向かう。この駅では京都の路面電車・嵐電に接続する。路面電車同士の乗り換えができるのも、ファンとしてはたまらない。

夕暮れの路面電車区間を行く「京阪800系」。車のヘッドライトが車両の側面を照らした =2日午後、大津市(永田直也撮影)
夕暮れの路面電車区間を行く「京阪800系」。車のヘッドライトが車両の側面を照らした =2日午後、大津市(永田直也撮影)
大津市の路面電車区間で大型の車両が行き交う =7日午前、大津市(永田直也撮影)
大津市の路面電車区間で大型の車両が行き交う =7日午前、大津市(永田直也撮影)
大津市内の住宅地を走る石山坂本線の車両 =6日午後、大津市(本社ヘリから、永田直也撮影)
大津市内の住宅地を走る石山坂本線の車両 =6日午後、大津市(本社ヘリから、永田直也撮影)
車両が長いため、カーブでは車窓から前方の車両が見える=大津市
車両が長いため、カーブでは車窓から前方の車両が見える=大津市
大津港近くの市街地を行く京阪大津線の車両=大津市(本社ヘリから)
大津港近くの市街地を行く京阪大津線の車両=大津市(本社ヘリから)


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