元取締役ら4人も関与か 不適切盛り土、捜査対象に

静岡県熱海市伊豆山で発生した大規模な土石流の起点付近の様子(同県提供)
静岡県熱海市伊豆山で発生した大規模な土石流の起点付近の様子(同県提供)

静岡県熱海市で7月に発生した大規模土石流の起点での不適切な盛り土に、神奈川県小田原市の不動産管理会社(清算)の元幹部以外に、元幹部の部下だった元取締役3人と元監査役も関与していた疑いがあることが21日、関係者への取材で分かった。遺族は業務上過失致死容疑で元幹部を刑事告訴しており、今後、元取締役らも静岡県警による捜査の対象となる可能性がある。

関係者によると、元取締役3人のうち1人は、起点の土地に土砂を搬入した事業者の役員も兼務していた。

不動産管理会社は平成18年9月に土石流起点の土地を取得。19年3月に造成計画を熱海市に届け出て、同4月に受理されたが、盛り土の中に木くずがまざっているなどとして、県と市から再三にわたり行政指導を受けた。