オーケー社長 関西スーパー買収で売り上げ1・3倍 - 産経ニュース

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オーケー社長 関西スーパー買収で売り上げ1・3倍

関西スーパーの買収に名乗りを上げたオーケーの二宮涼太郎社長=21日午後、横浜市西区のオーケーみなとみらいビル(矢島康弘撮影)
関西スーパーの買収に名乗りを上げたオーケーの二宮涼太郎社長=21日午後、横浜市西区のオーケーみなとみらいビル(矢島康弘撮影)

関西地盤の「関西スーパーマーケット」(兵庫県伊丹市)の買収方針を示している首都圏地盤のスーパー「オーケー」(横浜市)の二宮涼太郎社長が21日、産経新聞のインタビューに応じ、買収が成立すれば「関西スーパーの1坪(約3・3平方メートル)あたり年間売上高を数年で1・3倍に増やす」との考えを示した。

買収が成立した場合も具体的な経営戦略については両社で協議し、関西スーパーの屋号も維持する。オーケーが看板に掲げる「高品質・Everyday Low Price(毎日低価格)」の経営方針は、「看板に併記するなど何らかの形で打ち出したい」と述べた。

関西スーパーの強みについて、二宮氏は野菜、魚、食肉の「生鮮三品」の取り扱いにあると指摘。大量発注などで仕入れ値を抑え低価格で販売するオーケーの戦略と相乗効果を生み出すことができるとアピールした。

その上で、「厳しい競争環境の中でも負けない店舗づくりができる」とし、自社店舗での実績をもとに、関西スーパーの売り上げ増を見込むと話した。

関西進出を目指す理由については、スーパー業界が直面する人口減少や競合他社などとの競争激化といった厳しい環境を挙げ、「企業としての発展を目指す中で首都圏に次ぐ人口集積地の関西市場は無視できない」とした。

一方、関西スーパーは3日のオーケーによる買収方針公表後も、先月末に発表した筆頭株主であるエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングへの傘下入り方針を変えておらず、10月下旬の臨時株主総会で賛否を問うとしている。

関西スーパーの大株主であるオーケーは総会で経営統合案に反対し否決されれば、関西スーパー経営陣の賛同を得て、上場来最高値と同じ1株あたり2250円で株式公開買い付け(TOB)を実施する方針。二宮氏は「関西スーパーを高く評価し、どの株主にも損をさせない提案」と自信を見せた。(山本考志)