米英豪3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」創設で、フランスがオーストラリアに潜水艦共同開発計画を破棄されたことをめぐり、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は20日「加盟国の一つが許されない扱いを受けている」と批判した。米豪に対する厳しい姿勢を明確に打ち出した。
米CNNテレビのインタビューで語った。EUは20日、国連総会に合わせて米ニューヨークで非公式の外相会合を開き、この問題を協議。EUのミシェル大統領も米国の対応を批判した。
AUKUSを巡っては、フランスだけでなくEUも事前に相談を受けていなかった。フォンデアライエン氏は「多くの疑問がある」とした上で、まず「何が起きたかをはっきりさせたい」と述べた。(共同)