100万円で看護師求む 新潟・佐渡ギリギリの病院事情

新潟県佐渡市の中核病院「佐渡総合病院」(本田賢一撮影)
新潟県佐渡市の中核病院「佐渡総合病院」(本田賢一撮影)

新潟県の離島、佐渡島で唯一、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れている新潟県厚生連佐渡総合病院。コロナ禍で医療崩壊が現実味を帯びる中、全島を管轄する佐渡市は、同病院で働く即戦力の看護師を緊急募集している。採用そのものは病院だが、勤務すると市が支度金として総額100万円を支給する。市の担当者に支度金に込めた思いを聞くとともに、病院長に医療現場の現実を聞いた。

看護師求む

募集しているのは、急性疾患や重症の患者を24時間体制で治療する急性期病棟や、救急病棟で3年以上の実務経験を持つ看護師を5人程度。症状が急変するコロナ患者に対応するためで、45歳未満で県外在住、佐渡総合病院に2年以上勤務する意思があることが条件になっている。

県外在住を条件にしているのは、看護師不足が深刻な県内で看護師の取り合いのような状況が生じるのを防ぐためだ。

就業した看護師には支度金として当初70万円を支給し、3年続けて勤務するとさらに30万円を支給。支給総額は100万円になる。このほか、病院施設の見学旅費として最大5万円、面接の交通費として同3万円を補助する。同病院は保育園が完備され、子供の面倒を24時間みてくれる。