タリバン狙い連続爆発 IS系が犯行声明

【シンガポール=森浩】アフガニスタン東部ジャララバードで18、19の両日、国内の実権を握ったイスラム原理主義勢力タリバンの車両を狙った複数の爆発があった。AP通信によると、少なくとも8人が死亡した。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)傘下の「ホラサン州」(IS-K)が犯行声明を出した。

地元メディアによると、複数の場所で道路脇の爆弾が爆発し、車両に乗っていたタリバン戦闘員らが巻き込まれたもようだ。IS―Kは声明で「爆弾攻撃を行い、35人以上のタリバン戦闘員が死傷した」と主張している。タリバンは声明を出していない。

IS-Kはタリバンを米国へのジハード(聖戦)を放棄した「背教者」とみなし、敵視している。8月26日に首都カブールの空港付近で発生し、170人以上が死亡した自爆テロについても犯行声明を出した。

タリバンは今月7日に暫定政権樹立を発表したが、治安部隊再編が難航しているもようだ。情報機関が存続するかも不明で、暫定政権がIS-Kなどテロ組織の動向を正確に把握できるか疑問視されている。