千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで18日から開かれていた大規模音楽フェスティバル「スーパーソニック」が19日、閉幕した。同イベントをめぐっては、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、市が延期や規模縮小などを求めたが、主催者は感染対策を徹底するとして、予定通り開催。来場者からは「不安はなかった」との声も上がった。
主催者によると、午後8時半すぎに終了。スタッフは会場を後にする客に、間隔を空けたりマスクを着けたりするよう繰り返し呼び掛けた。感染防止策として、公式アプリで連絡先や体調などを登録させ、入場時に体温をチェック。観客が密集しないよう当初立ち見予定だったアリーナ席に座席を設置し、酒類の販売や持ち込みは禁止とした。
この日参加した茨城県つくば市の男子大学生は「座席制で間隔も空き、ルールを破る人はいなかった」と強調。「主催者も(フェスを)成功させようとしていたし、ファンもアーティストも感染防止の意識は高かった」と話した。