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釜本、ラモス…JFA100周年に歴代スターが集結 「情熱足りない」代表チームに苦言も

日本サッカー協会100周年記念式典に出席したラモス瑠偉氏(日本サッカー協会提供)
日本サッカー協会100周年記念式典に出席したラモス瑠偉氏(日本サッカー協会提供)

日本サッカー協会(JFA)が10日、1921年の創設から100周年を迎えた。同日、千葉県浦安市で行われた記念式典では、日本サッカーの発展に寄与してきた往年のスターなど265人が出席。100年の歩みを振り返るとともに、7大会連続のワールドカップ(W杯)出場を目指す日本代表へ厳しい〝喝〟が入れられた。

式典では日本代表通算75得点の釜本邦茂氏(77)や、元日本代表監督の岡田武史氏(65)、2011年女子W杯で日本を優勝に導いた佐々木則夫氏(63)や澤穂希氏(43)らが登壇。図らずも、話題は2022年カタールW杯出場をかけたアジア最終予選の日本の戦いぶりに及んだ。

日本代表は2日の初戦で、格下とみられていたオマーンに0-1で敗戦。日本時間7日深夜にカタール・ドーハで行われた中国戦ではゴール前を固める相手からなかなか得点を奪えず、1-0で辛勝した。

日本サッカー協会100周年記念式典に出席した釜本邦茂氏(日本サッカー協会提供)
日本サッカー協会100周年記念式典に出席した釜本邦茂氏(日本サッカー協会提供)

煮え切らない試合の連続に、まず苦言を呈したのは銅メダルを獲得した1968年メキシコ五輪で得点王となった釜本氏だった。中国戦をリアルタイムで観戦していたというが、「失礼だけど、2時間見て疲れた。あれだったら見ないほうがよかった」と辛口に批判。式典後もその熱は収まらず、「パスを20回通しても1点にはならない。自分の力を見せつけるには、人をかわして打つ。FWは枠が見えたらその枠めがけて、顔が見えたらめがけて蹴ればええんですよ」とストライカーの心得を語った。

ブラジル出身で1989年に帰化したラモス瑠偉氏(64)は、自身の代表時代を振り返り「ここで倒れても、死んでもいいくらいの気持ちでやっていた。自分をここまで育ててくれた日本に恩返しするには、百パーセントプレーすることしかない(と思っていた)」と回顧。今の日本代表の戦いからは情熱を感じないといい、「プレーは上手になっているけど、もう少し愛国心があればW杯も決勝に行けると思っている。魂でプレーすることがW杯につながる」と指摘した。