「五輪エンブレム前で笑って写真」 金メダル候補が掲げた意外な目標 男子モーグル堀島行真インタビュー(1/2ページ) - 産経ニュース

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「五輪エンブレム前で笑って写真」 金メダル候補が掲げた意外な目標 男子モーグル堀島行真インタビュー

平昌五輪フルースタイルスキー・男子モーグルで予選を滑る堀島行真=2018年2月9日、韓国・平昌(早坂洋祐撮影)
平昌五輪フルースタイルスキー・男子モーグルで予選を滑る堀島行真=2018年2月9日、韓国・平昌(早坂洋祐撮影)

来年2月に開幕する北京冬季五輪で、金メダル獲得が期待されるフルースタイルスキー・男子モーグルの堀島行真(いくま、トヨタ自動車)は、雪辱の舞台へ黙々と歩みを進めている。11位に終わった2018年の平昌五輪から3年。2度目の夢舞台へ、産経新聞の単独インタビューに本人が口にした目標は「五輪エンブレム前で笑顔で写真を撮る」という意外なものだった。その真意は-。

北京五輪開幕まで5カ月を切り、堀島は現在、国内で調整を進めている。以前は、お盆明けに雪を求めて南半球のオーストラリアを訪れることが多かった。だが、今年は新型コロナウイルスの影響で渡航できず、「日本でできる範囲は限られるけど、不安になってもしようがない」と体力づくりに精を出す。雪に触れるため、屋内スキー場も利用し、三重県のウオータージャンプ場でエアの技術を磨く。

オンラインで取材に答える堀島行真
オンラインで取材に答える堀島行真

雪上の練習時間を確保しようと、7月下旬から8月上旬にかけて岐阜、長野両県境にある乗鞍岳で計10日間板を履いた。マイカー規制があり、麓から一般のシャトルバスを利用。「1日分の食料、登山道具とスキー板を持って標高約2800メートルほどまで上り、そこから雪が残るところまで歩いた」。雪をかき集めてコブを作り、滑っては板を担いで登るの繰り返し。「滑って映像をチェックし、多いときは1日25本ほど滑った」という。

世界選手権で頂点に立ち、ワールドカップ(W杯)でも個人総合で2度2位になった23歳。北京五輪での金メダル獲得が視野に入る。ただ、本人は「結果としての目標はほとんどない」という。その代わりに目標を掲げたのは、「滑る前に、モーグルチーム全員で選手村とかにある五輪エンブレムの前で笑顔で写真を撮りたい」という意外なものだった。