上海で魯迅生誕140年展、日本語の手紙公開

魯迅生誕140年記念特別展の展示を見る女性=10日、中国・上海魯迅記念館(共同)
魯迅生誕140年記念特別展の展示を見る女性=10日、中国・上海魯迅記念館(共同)

小説「阿Q正伝」「狂人日記」で知られる中国の文豪、魯迅(1881~1936年)の生誕140年を記念する特別展が、中国上海市の上海魯迅記念館で開かれている。魯迅がしたためた日本語の手紙など、直筆の文章を中心とした110点を紹介している。11月24日まで。

魯迅は、岡山県出身の内山完造が戦前、上海で開業し日中文化人のサロンとなった「内山書店」に足しげく通った。特別展では日本語で「昨晩熱ガ出テウゴク力ガナイ」と訴え、内山に医者を呼ぶよう頼む手紙を展示。魯迅と親交のあった別の書店主の娘婿で、金沢大教授だった故増井経夫氏に魯迅が贈った直筆の漢詩の書もある。

国民党政府を批判した魯迅を追う官憲の目を欺くために使われた「鎌田誠一」の表札も展示された。福岡県出身の鎌田は内山書店で働いており、魯迅の身の回りの世話をしていた。(共同)