千葉県のコロナ飲食店対策「認証店」以外に「確認店」新設 来月から新たなステッカー

「確認店」のステッカー(県提供)
「確認店」のステッカー(県提供)

千葉県は17日、国が示す新型コロナウイルスの感染防止対策を満たす飲食店に、「確認店」と記されたステッカーを配布する新たな制度を来月1日から始めると発表した。同県は全国的にも厳しい少なくとも49項目の基準を満たした飲食店に「認証店」のステッカーを配布する独自の制度を既に始めている。来月以降、「認証店」の制度より緩やかな基準の制度がスタートすることになり、県内の飲食店の混乱も予想される。

同県によると、「確認店」の認定は、緊急事態宣言から蔓延防止等重点措置に移行した際、同措置の適用地域では、基本的な4項目の感染対策が行われていれば知事の判断で酒類提供ができるとした国の基本的対処方針を受けた対応。①アクリル板などの設置②手指消毒の徹底③食事中以外のマスク着用の推奨④換気の徹底-が条件となる。今月中に県内の約2万6千店を調査し、4項目を満たしていれば、「確認店」のステッカーを配布する。

同県では、熊谷俊人知事の下で7月下旬から「認証店」の制度が始まっている。二酸化炭素濃度のチェックなど感染対策の基準63項目のうち少なくとも49項目の達成が必要で、「厳しくハードルが高い」(飲食店関係者)。「認証店」は現在、千葉市で21店、茂原市で1店にとどまる。

当初「認証店」制度は、緊急事態宣言下での酒類提供など感染防止と経済の両立を視野に入れたものだったが実現できていない。「認証店」よりハードルの低い「確認店」の導入により、「認証店」を目指す飲食店が減るなど、店側の混乱や「認証店」制度の形骸化につながる可能性もある。

同県の担当者は「認証店については、確認店との差をつけるため、時短要請の緩和ができないか検討している」と話している。

問い合わせは、県飲食店調査事務局。047・703・7127(市川、船橋、松戸、野田、柏、成田、習志野、流山、八千代、我孫子、鎌ケ谷、浦安、印西、白井の各市)▽043・239・6236(それ以外の市町村)。