報ステ新キャスターの大越氏「問われるのは鈍感力」

テレビ朝日「報道ステーション」メインキャスターの大越健介氏
テレビ朝日「報道ステーション」メインキャスターの大越健介氏

テレビ朝日の報道番組「報道ステーション(報ステ)」で10月からメインキャスターに就任するジャーナリストの大越健介氏(60)が17日、報道各社の合同インタビューにリモートで応じ、「制作者と視聴者の接点として、素直に心に入っていく番組にしたい」と抱負を語った。

大越氏はNHKの政治部記者やワシントン支局長を経て、平成22年に「ニュースウオッチ9」のメインキャスターに就任。今年6月にNHKを定年退職し、10月から報ステのメインキャスターに就任することが発表されていた。

報ステについて、「VTRのカラーがくっきりしていて意図が明確。王道を行く報道番組だ」と感じていたといい、テレ朝から誘いを受けたときは「放送の現場の仕事はおもしろい。またニュースの仕事をやらせてもらえるとうれしかった」と振り返った。古巣の仲間からは「良かったね」「楽しみだよ」と声をかけられたという。

スタジオだけでなく取材にも行くといい、「地球温暖化など地球が直面する大きな問題、根源的な問題の現場に立ちたい」と語る。

伝統ある報道番組だけに、権力者からの圧力にどう対峙(たいじ)するか問われると、「今どき日本で露骨な圧力をかけてくる局面があるのか」と疑問を呈し、「大事なのは、圧力をかけられていると感じるかどうか。問われるのは鈍感力だ。ぼくらは自分たちが築いてきた自由で民主的な社会に自信をもっていい」と述べた。