ラーメン専門店ゼロの茂木町に待望の行列店 出店募集の悲痛な叫びがSNSで拡散

「予想以上の反響で恐ろしくなった」と滝田課長。「情報の発信の仕方の重要性を痛感しました」

「特級鶏蕎麦 龍介」本店の外観=茨城県土浦市(龍介プロジェクト提供)
「特級鶏蕎麦 龍介」本店の外観=茨城県土浦市(龍介プロジェクト提供)

鶏白湯系の行列店

出店が決まったのは、茨城県土浦市に本店を構える「特級鶏蕎麦(とりそば) 龍介」。全国ラーメン店の口コミサイト「ラーメンデータベース」の「鶏白湯(とりぱいたん)部門」で総合1位に輝いた有名店だ。鶏のうま味を凝縮した濃厚な極太つけそばと、鶏だけでだしをとる鶏白湯そばが人気の行列店だ。

特級龍介つけそば。鶏のうま味を凝縮した濃厚スープに魚介ベースのだしを加えた絶品スープ(龍介プロジェクト提供)
特級龍介つけそば。鶏のうま味を凝縮した濃厚スープに魚介ベースのだしを加えた絶品スープ(龍介プロジェクト提供)
特級純鶏そば。鶏のうま味を堪能できるポタージュのようなスープ(龍介プロジェクト提供)
特級純鶏そば。鶏のうま味を堪能できるポタージュのようなスープ(龍介プロジェクト提供)

12月中に開店する「茂木店」は「龍介」初のフランチャイズ店。事業主体は益子町の建設業「塚田産業」代表の塚田竜也さん(45)で、「龍介プロジェクト」の浅野明仁代表(48)が全面サポートし、町内に別会社を立ち上げる。

看板メニューやあっさり系清湯スープの醤油(しょうゆ)、塩ラーメンなど、老若男女、すべての年代が楽しめる龍介メニューのほか、ゆず、アユなど町特産の食材を使った新作も考えるという。

「ラーメン好きで将来、飲食業への参入も考えていた」という塚田さん。以前、龍介の店舗改装を手掛けた縁で浅野代表と交流があり、出店の誘いを快諾した。「龍介の名に恥じないよう、町民に愛される店にしたい」と意気込む。

「茂木の水の素晴らしさで出店を即決した」という龍介の浅野代表も「ラーメンは水が命。茂木の水をうまく使えば本店よりもおいしくなるはず。期待してほしい」と自信を見せた。

新型コロナウイルス禍もあって町を訪れる観光客は減少傾向にあるが、滝田課長は新店舗と「究極の一杯」の波及効果に夢を膨らませている。「うまいラーメンに立地は関係ない。食後は町内を巡ってもらい、将来、ラーメンフェスなどイベントも考えられる。地元経済への波及や雇用促進にもつなげていきたい」

(石川忠彦)