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ラーメン専門店ゼロの茂木町に待望の行列店 出店募集の悲痛な叫びがSNSで拡散

茂木町が作成したラーメン店急募のチラシ
茂木町が作成したラーメン店急募のチラシ

栃木県南東部にある人口約1万1千人の過疎の町、茂木町が仕掛けたラーメン専門店誘致が話題となっている。「町内にラーメン屋が1軒もありません」。〝窮状〟を訴えたユニークな出店募集チラシが会員制交流サイト(SNS)で全国に拡散。町が用意した空き店舗には出店希望者の下見が相次ぎ、ついに茨城県の人気店が出店することになった。開店は12月。仕掛け人の町担当者は「究極の一杯が茂木で味わえるなんて夢のよう」と喜びを隠さない。

悲痛なチラシ

「数年前に最後のラーメン店が閉店して以来、茂木町にはラーメン屋が一軒もありません。ラーメン好きは日々の楽しみを失い、仕事が手につかない人もいるとか…。そこで、このような人々を救うため、町内でラーメン屋を始める方を募集します」

悲痛な思いを綴った募集のチラシが出されたのは今年6月。作成したのは町商工観光課の若手職員で、同町にラーメン専門店を出店する事業者を求める内容。1日6時間以上、週5日以上(金、土、日含む)営業が条件とする。

町役場から徒歩1分の元居酒屋の店舗。1階部分に「龍介」が入居する=栃木県茂木町(石川忠彦撮影)
町役場から徒歩1分の元居酒屋の店舗。1階部分に「龍介」が入居する=栃木県茂木町(石川忠彦撮影)

過疎の町に出店してもらうため、物件は町役場から徒歩1分という元居酒屋の1階を町が準備。駐車場の心配もない好立地で、さらに開店費用の2分の1(最大150万円)、家賃5万円を2年間補助するほか、創業支援資金の融資も用意するなど〝三顧の礼〟を尽くす支援を用意した。

高齢化が進む同町は、町中心部ではシャッターを下ろしたままの店舗も少なくない。そんな町に活気を取り戻すべく、ラーメン専門店誘致を思い立ったのが、同町商工観光課の滝田隆課長(53)だ。