財政目標、先送り容認 コロナ下、経済活動を重視

自民党総裁選立候補者討論会でポーズをとる(左から)河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=18日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(代表撮影)
自民党総裁選立候補者討論会でポーズをとる(左から)河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行=18日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(代表撮影)

自民党総裁選の立候補者4氏は18日、インターネット動画中継サイト「ニコニコ動画」主催の討論会で、政府が掲げる財政健全化目標の先送りを容認する姿勢を示した。新型コロナウイルスの影響が長期化する中で、経済活動の支援を重視する意向だ。

基礎的財政収支(プライマリーバランス)を2025年度に黒字化する政府目標について、河野太郎行政改革担当相は「先送りせざるを得ない」と述べ、経済活動の重要性を訴えた。数十兆円規模の経済対策を掲げる岸田文雄前政調会長も「必要であれば先延ばしも考えなければならない」との見解を示した。

野田聖子幹事長代行は「お金を使わないと底抜けして次がないという事態だ」と指摘し、黒字化目標は「ペンディングだ。気にせずにやらないと手遅れになる」と強調した。

高市早苗前総務相は2%の物価上昇率を達成するまで財政健全化目標を「時限的に凍結」し、財政出動を優先することをこれまでに明言している。