ブーテフリカ前大統領死去 アルジェリアで長期政権

死去したアブデルアジズ・ブーテフリカ氏(ゲッティ=共同)
死去したアブデルアジズ・ブーテフリカ氏(ゲッティ=共同)

北アフリカ・アルジェリアで約20年間の長期政権を維持したアブデルアジズ・ブーテフリカ前大統領が死去した。同国営メディアが17日、伝えた。84歳だった。死因や死亡日は明らかにされていない。

フランスからの独立戦争に参加し、1963年に26歳で外相に就任。99年の大統領選で初当選し、34年ぶりの文民大統領になった。15万人以上が犠牲になり「暗黒の10年」と呼ばれた90年代からのイスラム過激派と軍の内戦を、過激派に対する硬軟織り交ぜた政策で終結に導いた。

2011年の中東民主化運動「アラブの春」では、中東・北アフリカの長期政権が相次いで崩壊したが、大統領の任期を制限する憲法改正を約束するなどして持ちこたえた。13年に脳卒中を患って以降、公に姿を見せることは少なくなり、職務の大半を首相が代行。健康不安を抱えながら14年に4期目就任。19年4月に実施予定だった大統領選で5選を目指すと表明した後、多選批判のデモが数十万人規模に拡大し、辞任に追い込まれた。(共同)

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