韓国、日韓関係への影響注視 岸田氏は「柔軟性なし」

自民党総裁選に立候補し、所見発表演説会に参加した(左から)河野行革相、岸田前政調会長、野田幹事長代行、高市前総務相=17日午後、東京・永田町の党本部
自民党総裁選に立候補し、所見発表演説会に参加した(左から)河野行革相、岸田前政調会長、野田幹事長代行、高市前総務相=17日午後、東京・永田町の党本部

韓国では、自民党総裁選の日韓関係への影響に注目が集まっている。聯合ニュースは岸田文雄前政調会長について「自民党内では穏健派に属する」としつつ「安倍(晋三)政権に身を置いたため、韓日関係で柔軟性を発揮するのは容易ではなさそうだ」と分析した。

河野太郎行政改革担当相については、慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めた1993年の「河野談話」で知られる河野洋平元官房長官の長男だと紹介。父のために肝臓の一部を提供した生体肝移植についても触れた。

高市早苗前総務相は「4候補の中で最も右翼的だ」と指摘。総務相時代に靖国神社に参拝して「外交対立を増幅させ、今後も参拝を続ける意思を曲げていない」と報じた。

野田聖子幹事長代行は「日韓議員連盟で活動し、韓国料理が好きなことで知られる」と評した。(共同)

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