無差別殺傷事件想定 新宿駅構内で訓練 小田急電鉄と警視庁 - 産経ニュース

メインコンテンツ

無差別殺傷事件想定 新宿駅構内で訓練 小田急電鉄と警視庁

小田急線新宿駅で行われた無差別襲撃事件を想定した訓練=17日午前
小田急線新宿駅で行われた無差別襲撃事件を想定した訓練=17日午前

小田急線の車内で8月、男が刃物を振り回し、乗客10人に重軽傷を負わせた事件を受け、小田急電鉄と警視庁新宿署は17日、小田急線新宿駅構内(新宿区西新宿)で無差別殺傷事件が起きたことを想定した合同訓練を実施した。同社と警視庁が連携して刃物の使用を想定した訓練を行うのは初めて。

訓練は、代々木上原駅から新宿駅までを走行中の電車内で、男が大型刃物を振り回して暴れている事態を想定。新宿駅到着後も逃げ惑う乗客らを追いかける犯人役の男を、駅員の通報で駆け付けた新宿署員5人が防護盾と刺股(さすまた)を使って制圧し、身柄を確保するまでの一連の手順を確認した。

訓練終了後、林智和駅長(54)は「事件が起きた際に、いかに早く通報し、警察官に現場に到着してもらうことの大切さを感じた」と話した。

小田急線の駅構内で刃物を持った男が暴れていることを想定した訓練で、男の身柄を確保する新宿署員ら=9月17日、東京都新宿区西新宿(王美慧撮影)
小田急線の駅構内で刃物を持った男が暴れていることを想定した訓練で、男の身柄を確保する新宿署員ら=9月17日、東京都新宿区西新宿(王美慧撮影)

事件は8月6日夜、世田谷区の祖師ケ谷大蔵駅近くを走行中の小田急線車内で発生。男が約20センチの牛刀を振り回し、女子大生を刺すなどして、乗客計10人が重軽傷を負った。

小田急電鉄は事件後、駅の警備員らによる巡回頻度を上げるほか、防犯カメラの確認頻度を増やすなどの対策をとる方針を示している。