総裁選で3万2千人が投票へ 千葉県内

投票用紙を郵送するために運び出す自民党千葉県連の関係者=17日、千葉市中央区(小野晋史撮影)
投票用紙を郵送するために運び出す自民党千葉県連の関係者=17日、千葉市中央区(小野晋史撮影)

自民党総裁選が告示された17日、千葉県内でも29日の投開票に向けた動きが本格化した。県連(千葉市中央区)は党員・党友ら県内の有権者約3万2千人に宛て、投票用の往復はがきを郵送。29日午前に開票作業を行い、同日正午までに各候補者の獲得票数を党本部に伝える。一方、県議会で最大会派の同党県議団は既に自主投票を決め、各県議が独自の動きを展開する。

総裁選で国会議員は1人1票を持つ。県所属の国会議員は計17人で、うち衆院議員は13人、参院議員は4人。総裁選に立候補した4氏のうち岸田文雄氏には渡辺博道衆院議員(千葉6区)と猪口邦子参院議員が、高市早苗氏には小林鷹之衆院議員(千葉2区)が、野田聖子氏には浜田靖一衆院議員(千葉12区)と出畑実衆院議員(比例南関東ブロック)、元栄太一郎参院議員が、それぞれ推薦人名簿に名を連ねている。

一方、自主投票となった県議らの思惑はさまざまだ。木下敬二県議=鴨川・南房総両市・安房郡選出=は「これから4人で大いに盛り上げてほしい。活発に政策論争をして、誰が総理になれば国民にとって良いのかを選んでもらいたい」と期待感を示す。

阿部紘一県議=千葉市稲毛区選出=は、既に各陣営から働きかけを受けているとした上で、「じっくりと各候補の政策を聞き、自分の考えに最も近い候補に一票を投じたい」と慎重な姿勢を見せた。

総裁選が同党に与えた好影響を指摘する声もある。東葛地域選出の県議は「菅(義偉)首相が不出馬を表明してから、駅頭でビラを受け取ってくれる人が倍増して驚いている。自民党への関心が高まっていることは間違いない」と指摘。「知り合いの党員に意中の候補を伝え、支持拡大に努めたい」と意気込んだ。(小野晋史)