総裁選ドキュメント

小泉氏「エネルギー政策変更は既得権益との戦い」

閣議後会見に臨む小泉進次郎環境相=17日午前、環境省(奥原慎平撮影)
閣議後会見に臨む小泉進次郎環境相=17日午前、環境省(奥原慎平撮影)

小泉進次郎環境相は17日午前の記者会見で、同日告示された自民党総裁選(29日投開票)で、脱炭素社会実現に向けたエネルギー政策の転換が主要な争点になるとの認識を示した。自身が支持する河野太郎ワクチン担当相について「気候変動に最も思いを持っている。それに伴う産業構造の転換にゆるぎない覚悟を持っている」と述べた。

小泉氏は菅義偉(すが・よしひで)政権で河野氏と連携しながら、原子力発電よりも再生可能エネルギーを優先的に導入する政府方針の決定に貢献した。

「父(の純一郎元首相)にとって(政権の最重要課題)は郵政民営化だったかもしれない。360度すべてに政治のリソース(資源)を割くことはできない」と述べ、脱原発に重点的に力を入れる考えも重ねて強調した。

高市早苗前総務相が、再エネを主力電源として「最優先の原則」で取り組むとした中長期的な国の指針「エネルギー基本計画」の改定案を修正する意向を示したことについては「全力で戦わないといけない。化石燃料依存型では産業が持たない」と牽制(けんせい)した。

「エネルギー政策を変えるのは最大の既得権益とぶつかる戦いだ。ありとあらゆる手段を駆使して、つぶそうとする勢力に負けないように多くの皆さんに支えてもらいたい」と訴えた。河野氏がエネルギー政策をめぐり官僚を恫喝(どうかつ)した音声が週刊誌に流出したことも持ち出し、「真剣な内部の議論がなぜ録音されて漏れるのか。河野氏は相当、我慢している」と語った。