皇室ウイークリー

(710)天皇ご一家、宮殿のご滞在延長 紀子さま55歳、災害復旧願われ

新型コロナウイルス禍の医療現場の状況に関する本を前に、秋篠宮さまと言葉を交わされる秋篠宮妃紀子さま=8月23日午前、宮邸(宮内庁提供)
新型コロナウイルス禍の医療現場の状況に関する本を前に、秋篠宮さまと言葉を交わされる秋篠宮妃紀子さま=8月23日午前、宮邸(宮内庁提供)

天皇、皇后両陛下と長女の敬宮(としのみや)愛子さまは今週、皇居・御所への引っ越しに伴う荷物の搬送作業のため、皇居内の宮殿に滞在し、静かに過ごされた。

宮内庁は14日、当初15日までとしていた搬送作業について、20日ごろまで期間を延長すると発表した。天皇ご一家は作業が終わり次第、御所で生活を始められる見通し。宮内庁によると、両陛下は新型コロナウイルスの感染防止のため、業者や職員が密になったり、長時間作業をしたりしないようにとご配慮。職員の疲れがたまらないよう、ゆっくり作業をするようにと気遣われたといい、予定よりも余裕を持たせたスケジュールに変更した。

秋篠宮妃紀子さまは11日、55歳の誕生日を迎えられた。宮内記者会の質問に宮内庁を通じて文書で回答を寄せ、長女の眞子さまと、婚約内定相手の小室圭さんとのご結婚について、昨年に引き続き、「長女の気持ちをできるだけ尊重したい」と寄り添う考えを示された。

宮内庁は誕生日に際し、紀子さまが赤坂御用地にあるお住まいの宮邸(東京都港区)で、コロナ禍の医療現場の状況に関する本を手に、秋篠宮さまと言葉を交わされる写真を公開した。

紀子さまは文書で、急激な感染拡大により、自宅療養する患者が増えていることにご言及。「多くの医療・保健に携わる人々の献身的な仕事に感銘を受けております」と医療従事者らをねぎらい、「関係者の負担を少しでも軽くできるように、私たち一人ひとりが感染防止に努めたいという思いをさらに強くしております」とつづられた。

また、この夏の豪雨による土砂災害など、国内外で多くの自然災害が発生したことに触れ、「少しでも早い復旧」を願われた。東日本大震災から10年、熊本地震から5年に際し、遺族らの悲しみや、避難生活を続ける人の困難に思いをはせる一方、被災者と支援に携わった人々の交流が続いているという話を聞いたとして、「心温まる思いがいたしました」と明かされた。