総裁選ドキュメント

河野太郎氏の横顔…政界の異端児 発信力抜群

【自民党総裁選2021】初見発表演説を行う河野太郎ワクチン担当相=17日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)
【自民党総裁選2021】初見発表演説を行う河野太郎ワクチン担当相=17日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

米ジョージタウン大卒業後、富士ゼロックス勤務などを経て平成8年に衆院神奈川15区で初当選。祖父は一郎元農相、父は党総裁も務めた洋平元衆院議長という名家の出だが、はっきりとものを言う性格で「政界の異端児」の異名を持つ。

外相時代、いわゆる徴用工問題をめぐる駐日韓国大使との面会で「極めて無礼だ」と抗議したことも。一方、防衛相時代に地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備停止を根回しせずに決定し、自民党側から猛批判を受けた。脱原発や女系天皇容認といった主張への反発も多い。

当選同期の菅義偉首相の信任が厚く、突破力と発信力を買われ1月から新型コロナウイルスワクチン接種促進の担当相に。「ひまつぶし」で投稿するツイッターのフォロワー数は国会議員トップで240万人を超える。議員宿舎内での1万歩が日課。好物はドリアン。

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