ジョンソン英首相 内閣改造 ラーブ氏を外相から外す

英外相を解職され、新たに副首相兼司法相に任命されたラーブ氏=15日、ロンドン(ロイター=共同)
英外相を解職され、新たに副首相兼司法相に任命されたラーブ氏=15日、ロンドン(ロイター=共同)

【ロンドン=板東和正】英国のジョンソン首相は15日、内閣改造を発表し、ラーブ外相を下位閣僚職の司法相に任命した。外相の後任にはトラス国際貿易相を充てた。ラーブ氏はアフガニスタン情勢をめぐる対応で批判を浴びており、降格となった。

内閣改造は昨年2月以来約1年半ぶりとなる。

ラーブ氏は強硬な欧州連合(EU)離脱派として知られ、離脱を主導したジョンソン氏の信頼を得ていたとされる。昨年4月に新型コロナに感染したジョンソン氏が入院治療を受けた際には首相代理を務めた。

しかし、今年8月、イスラム原理主義勢力タリバンがアフガンの首都カブールを制圧した時期にラーブ氏が海外で休暇を取っていたことから、与野党から辞任を求める声が上がっていた。

ラーブ氏は今回、司法相とともに副首相に任命された。英メディアは、ラーブ氏を評価していたジョンソン氏が「ラーブ氏の降格の痛手を和らげた」との見方を示した。

外相に任命されたトラス氏は英史上2人目の女性外相となる。国際貿易相として、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への加盟申請に道筋をつけた実績などが評価されていた。

一方、新型コロナ禍の経済対策を担当したスナク財務相のほか、パテル内相、ウォレス国防相、ジャビド保健相らは留任となった。