神戸山口組の中核「山健組」 山口組に合流へ

兵庫県警本部=神戸市中央区
兵庫県警本部=神戸市中央区

特定抗争指定暴力団「神戸山口組」(神戸市中央区)の中核組織「山健組」(同)が、神戸山口組を離脱し、神戸側と対立する特定抗争指定暴力団「山口組」(神戸市灘区)に合流する方針を固めたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。

山健組をめぐっては昨年夏ごろに内部分裂したとの情報が流れ、中田浩司組長=殺人未遂罪などで起訴=をトップとする一部の勢力が神戸側を離脱したとみて、兵庫県警などが確認を進めていた。

捜査関係者によると、この勢力は16日に兵庫県内で会合を開き、山口組と合流し、傘下組織となることを決定。山口組も中田組長を山口組内の幹部に据え、合流を認める通達を出したとみられる。

神戸山口組は平成27年に山口組から分裂して結成された。以降、対立抗争が続き、各地の公安委員会が昨年1月、両組織を「特定抗争指定暴力団」に指定し厳しい規制をかけたが、いまだ抗争終結の見通しは立っていない。

警察庁によると、昨年末の構成員と準構成員の数は山口組が前年比7・9%減少の8200人、神戸山口組は同16・7%減少の2500人で、両組織間の勢力差は今後、さらに広がる見通し。劣勢の神戸山口組に対し、山口組側がさらに追い込みをかける可能性もあり、警察当局が警戒を続けている。