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吹っ切れた首相 退陣目前の視察ラッシュ

視察のため「酸素・医療提供ステーション」に到着し、小池百合子都知事(右から2人目)に迎えられる菅義偉首相(右端)=16日午前10時30分、東京都中央区(代表撮影)
視察のため「酸素・医療提供ステーション」に到着し、小池百合子都知事(右から2人目)に迎えられる菅義偉首相(右端)=16日午前10時30分、東京都中央区(代表撮影)

菅義偉(すが・よしひで)首相は16日、首相に就任して1年を迎えた。3日に自民党総裁選への不出馬を表明してから2週間。新リーダー選びに奔走する永田町を横目に、新型コロナウイルス対策のための視察を精力的にこなしている。

首相は16日、東京都中央区の築地市場跡地に開設予定の「酸素・医療提供ステーション」を視察した。前日の15日は休日夜間の往診を行う医療関連会社を訪れ、10日には小学校のオンライン授業を視察した。退任が決まった首相としては異例の過密日程だ。不出馬表明までは沈んだ表情を浮かべることもあったが、首相周辺は「吹っ切れたようだ」と語る。

「最後の一日まで国民のために働く内閣として全力で働いていきたい」

首相は16日、官邸で就任1年の感想を記者団に問われ、こう答えた。医療体制確保やワクチン接種にも意欲を示し、新型コロナ対策に一定の道筋をつけたいとの思いをにじませた。(石崎直人)