〝にわかファン〟の心つかめるか 4季目の卓球Tリーグ、若手有望株に注目(1/2ページ) - 産経ニュース

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〝にわかファン〟の心つかめるか 4季目の卓球Tリーグ、若手有望株に注目

試合前、選手紹介される東京・水谷。Tリーグの開幕戦でプレーはしなかった=大田区総合体育館
試合前、選手紹介される東京・水谷。Tリーグの開幕戦でプレーはしなかった=大田区総合体育館

男子4チーム、女子5チームが団体戦で争う卓球のノジマTリーグが9日に開幕した。東京五輪で水谷隼、伊藤美誠組が混合ダブルスを制すなど、日本勢が計4つのメダルを獲得し、卓球への関心が高まる中で始まった4季目。五輪代表勢の今季の参戦機会は限定的となりそうだが、2024年パリ五輪を狙う若手の活躍など、見どころは多い。選手たちには東京五輪で卓球に興味を持った〝にわかファン〟をつなぎとめる役割も期待される。

【琉球―東京】第4試合のシングルスでプレーする東京・大島=大田区総合体育館
【琉球―東京】第4試合のシングルスでプレーする東京・大島=大田区総合体育館

東京・大田区総合体育館で9日に行われた琉球-東京の男子開幕戦は、いきなり3時間近い熱戦となった。2-2で迎えた1ゲームマッチの第5試合では、2季ぶりの頂点を狙う東京の大島祐哉が、2連覇を目指す琉球の宇田幸矢を破って逆転勝ち。ベンチ入りした水谷から「1球たりとも同じことは繰り返さないほうがいい」とプレーに細かく変化をつけるよう助言され、昨年の全日本選手権覇者を破った大島は「メンバーもそろわない中で迎えた開幕戦で、2点取って勝ち切れてよかった」。第4試合に続く2連勝でチームを勝利に導き、歓喜の涙を浮かべた。


【琉球―東京】第3試合のシングルスでプレーする琉球・宇田=大田区総合体育館
【琉球―東京】第3試合のシングルスでプレーする琉球・宇田=大田区総合体育館

平日夜の開催や、新型コロナウイルス感染防止策として収容人数を制限した影響もあり、観客は889人にとどまった。ただ会場のDJが「Tリーグに初めて来た方は?」と問いかけると、半数程度が手を挙げ、〝五輪効果〟の大きさを物語った。

もっとも今季のTリーグで、東京五輪で活躍した代表勢を見られる機会は限られそうだ。現役引退の意向を表明した水谷は東京と選手契約を結んだが、開幕戦ではプレーせず、試合前の練習でもサーブがほとんど入らないなど調整不足を感じさせた。伊藤は過去にTリーグでプレーしたことがなく、張本智和と石川佳純はそれぞれ昨季在籍した東京、神奈川と今季の契約をまだ結んでいない。リーグ3連覇中の日本生命に所属する平野美宇は10日の九州との開幕戦でベンチを外れ、村上恭和総監督は「もう少し遅れると思う」と休養を優先させる方針を明かした。