パナソニックが大阪駅北側の大型複合施設に入るショールームを今年度中に閉館する方針を固めたことが15日、分かった。グランフロント大阪にある「パナソニックセンター大阪」で、新型コロナウイルス禍で休業が続く中、今後の集客が見込めないと判断したとみられる。
パナソニックセンター大阪は平成25年、グランフロント大阪の開業と同時に核テナントとしてオープンした。パナソニックのショールームとしては国内では最大規模で、南館の地下1階と地上1、2階に入居している。最新家電や住宅設備の見学ができるほか、カフェも併設している。
今年4月には累計の来場者が1500万人を突破したが、コロナ禍でショールームの機能が十分に発揮できない中、費用面からも運営の継続は難しいと判断。今後はオンラインでの商品案内やセミナー開催に切り替えるとみられる。