【知ってる?!】光触媒除菌③ 病院特有の臭いも改善 - 産経ニュース

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知ってる?!

光触媒除菌③ 病院特有の臭いも改善

京浜病院(東京都大田区)では、病棟のフロアの大半を光触媒を活用した消臭除菌床タイルに変えた
京浜病院(東京都大田区)では、病棟のフロアの大半を光触媒を活用した消臭除菌床タイルに変えた

コロナ禍で衛生意識が高まるなか、注目される光触媒を活用した除菌技術。この技術は空気消臭除菌装置のほか、床タイルなどの建材にも活用されている。

約6年前、介護療養型医療施設も併設していた京浜病院(東京都大田区)では、病棟のフロアの大半を光触媒を活用した消臭除菌床タイルに変えた。すると、同タイルに変えたフロアでは床ずれや排便の臭いなど、一般的な療養型施設で感じられる臭いが気にならなくなったという。病院の訪問者からも、このタイルを敷いていないフロアとの臭いの違いに驚かれるとも。

製造するフジコー(北九州市)によると、空気中の菌やウイルスは時間がたつと床に落下するが、「このタイルは100万個の大腸菌を3時間で100個以下にし、臭いの発生を抑える効果もある」と説明。同病院では8年前から同社の空気消臭除菌装置も導入、持ち運びが可能なため「状況に応じて使用場所を移動させている」という。

熊谷賴佳(よりよし)院長は「以前は院内の修繕などを行うと壁のペンキや接着剤の化学臭が鼻についたが、この装置を稼働させておくと、工事翌日には臭いがなくなっている」と話す。また、「因果関係を立証したわけではないが」としながらも、「消臭除菌床タイルを敷く前に比べて入院患者の発熱者数が大幅に減っている。感染の予防効果も期待したい」と語る。(取材協力 フジコー)