34歳の妙義龍が4連勝 〝花の昭和61年度生まれ〟 - 産経ニュース

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34歳の妙義龍が4連勝 〝花の昭和61年度生まれ〟

妙義龍(左)は元大関の栃ノ心を押し出し、初日から4連勝=両国国技館(尾崎修二撮影)
妙義龍(左)は元大関の栃ノ心を押し出し、初日から4連勝=両国国技館(尾崎修二撮影)

大相撲秋場所4日目は15日、両国国技館で行われ、平幕の妙義龍が新横綱照ノ富士らとともに初日から4連勝した。

34歳の妙義龍が奮闘している。初日から4つの白星を並べるのは5連勝発進だった今年春場所以来。「このまま行ければいい。場所はもう始まっているのだから、変わらずに日々、淡々とやっていくだけ」と歴戦のベテランらしく静かに残りの土俵を見据えた。

大関も務めた実力者の栃ノ心を圧倒した。立った直後に左前まわしに手を掛ける。嫌った相手に切られても、下がったのを見逃さずに前へ出た。相手に何もさせずに一方的に押し出し、「体がよく動いているんじゃないですか」と納得の表情を浮かべた。

逸材が多い昭和61年度生まれの同級生も少なくなってきた。荒磯親方(元横綱稀勢の里)は平成31年1月、武隈親方(元大関豪栄道)は令和2年1月、清見潟親方(元関脇栃煌山)は同年7月に引退。世代交代の波は三役経験の豊富な自身にも容赦なく襲い掛かる。

時代の流れに飲み込まれずに踏ん張るたくましさは、同級生の強敵と切磋琢磨する中で身に付けた。武隈親方と同じ境川部屋の稽古場で、荒磯、清見潟両親方らと本場所の土俵で体をぶつけ合ってきた時間が、息の長い現役生活を支える原動力となっている。

年齢を重ねても稽古場で心掛けていることに変わりはない。「基礎をおろそかにしないようにやっている。けがなく相撲を15日間取り切ってから結果は付いてくる」。日々の勝敗に一喜一憂せず、戦友たちと磨き上げてきた自分の相撲をまだまだみせ続ける。(奥山次郎)