米アップルは14日(日本時間15日未明)に開いた新製品発表会で、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)の新機種「13シリーズ」を発表した。画面サイズが5・4インチから6・7インチまでの4機種を、今月24日以降、順次発売する。
6・1インチ画面の「iPhone 13」と、5・4インチ画面の「iPhone 13 mini」は、ともに省電力仕様の有機ELのスクリーンを搭載。生体認証は引き続き、顔認証の「Face ID」を使用した。情報を処理するチップを「A15 Bionic」にしたことで、前モデルよりCPUは50%、GPUは30%高速化したという。
バッテリーを両モデルとも強化し、「iPhone 13」は、「iPhone 12」に比べると2・5時間も長く動作するという。磁石によるワイヤレス充電システム「MagSafe」も採用している。
上位モデルとなる6・1インチ画面の「iPhone 13 Pro」と、6・7インチ画面の「iPhone 13 Pro Max」は、新たに「Super Retina XDRディスプレイ」を採用。カメラも77ミリの望遠カメラを搭載した。望遠を含めて夜でもきれいに写真が撮影できるナイトモードが使えるようになった。バッテリーは前モデルと比べて「iPhone 13 Pro」は1時間半、「Max」は2時間半も長持ちするという。
2つのカメラを搭載した「13」は9万8800円から。「13 mini」は8万6800円から。カメラを3つ備えた高級モデルの「13 Pro」は、12万2800円から。「13 Pro Max」は13万8400円から。17日から予約を受け付け、24日に発売する。
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発表会でクックCEOは、「これまでで最強のアイフォーンだ」と自信を示した。