海の神にコロナ収束祈願 奄美、五穀豊穣の伝統行事 - 産経ニュース

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海の神にコロナ収束祈願 奄美、五穀豊穣の伝統行事

来年の五穀豊穣を祈る伝統行事「平瀬マンカイ」=15日夕、鹿児島県龍郷町
来年の五穀豊穣を祈る伝統行事「平瀬マンカイ」=15日夕、鹿児島県龍郷町

鹿児島県龍郷町(奄美大島)の海岸で15日、来年の五穀豊穣を祈る伝統行事「平瀬マンカイ」が催され、豊作と新型コロナウイルスの早期収束を願った。コロナの影響で「ショチョガマ」は神事のみ行った。海と山の神に祈願する二つは「秋名のアラセツ(新節)行事」と呼ばれ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

平瀬マンカイは夕方に海岸で開催。二つの岩に白装束の男女が立ち、太鼓の音に合わせて両手をかざして手招きした。浜に下りて八月踊りを舞った後は解散し、飲食は中止した。

日の出方向に向かって手を合わせ、祭詞を唱える神役の窪田圭喜さん=15日早朝、鹿児島県龍郷町
日の出方向に向かって手を合わせ、祭詞を唱える神役の窪田圭喜さん=15日早朝、鹿児島県龍郷町

ショチョガマはわらぶき小屋の屋根の上で男衆が密集するため、昨年に続き取りやめた。ただ、「お祈りだけはやってほしい」との要望があり、保存会の会長で神役の窪田圭喜さん(80)が赤飯や発酵飲料のミキなどを供えた後、日の出方向に向かって手を合わせて祭詞を唱えた。