イラン交渉団トップの次官退任 後任は強硬派バゲリ氏 - 産経ニュース

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イラン交渉団トップの次官退任 後任は強硬派バゲリ氏

イランのアラグチ外務次官
イランのアラグチ外務次官

イラン外務省は14日、核合意の再建に向けた米国とイランの間接協議でイラン交渉団を率いたアラグチ外務次官(政務担当)が退任し、バゲリ最高安全保障委員会元事務局次長を後任の外務次官に指名したと発表した。バゲリ氏は反米を志向する保守強硬派の外交官で、核合意に否定的な考えを示してきた。

アラグチ氏は交渉団トップとして欧州連合(EU)などを介して米国と協議し、妥結に向け交渉を前進させた。2008~11年に駐日大使を務めた知日派として知られ、19年に当時の安倍晋三首相のテヘラン訪問やロウハニ大統領の訪日で重要な役割を果たした。

外務省によるとアラグチ氏はアブドラヒアン外相の顧問に指名された。

米イラン間接協議は今年6月に中断した。8月に発足したライシ政権は協議継続の方針だが、米欧への妥協は期待できず、協議が再開したとしても難航が予想される。政府高官によると、ライシ政権の交渉団トップを誰が務めるかは未定。バゲリ氏や、同氏と考え方が近いジャリリ最高安全保障委員会元事務局長が主導するとの見方が出ている。(共同)