14日午前の東京株式市場の日経平均株価は大幅続伸した。2月16日に付けた取引時間中のバブル経済崩壊後の最高値3万0714円52銭を更新し、平成2年8月2日以来約31年ぶりの高値となった。新型コロナウイルス新規感染者の減少傾向やワクチン接種の進展が好感された。新政権による経済対策への期待感も引き続き相場を支えた。上げ幅は一時300円を超えた。
午前終値は、前日終値比115円05銭高の3万0562円42銭。
政府が13日、新型コロナワクチンの2回接種を終えた人が日本の人口の約5割に達したと発表。東京都で13日に報告された新規感染者数が約2カ月ぶりの低水準になり、市場では、経済の正常化が進み、個人消費が上向くとの見方が広がった。米国でも新型コロナ感染者数が減少に転じつつあり、13日の米国株式市場のダウ工業株30種平均が反発したことも好感された。