「日本は祖国の文化に貢献」 2年ぶり世界文化賞 各都市で発表会見 - 産経ニュース

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「日本は祖国の文化に貢献」 2年ぶり世界文化賞 各都市で発表会見

【2021世界文化賞 発表会見】若手芸術家奨励団体を発表するディーニ国際顧問=14日、ローマ((C)archivio Paola Ghirotti)
【2021世界文化賞 発表会見】若手芸術家奨励団体を発表するディーニ国際顧問=14日、ローマ((C)archivio Paola Ghirotti)

ローマのイタリア文化省で14日に行われた第32回高松宮殿下記念世界文化賞の受賞者発表会見には、第24回若手芸術家奨励制度の対象団体に選ばれた中央修復研究所付属高等養成所の関係者らが出席した。

主催者を代表して日本美術協会の日枝久会長がビデオメッセージを寄せ、新型コロナウイルスの感染拡大で2年ぶりの開催となったことに言及し、「困難な時代こそ、人々を癒やし、勇気を与える芸術の力を信じて、世界文化賞の活動をますます広げていかなければならない」とした。

パリのフランス学士院で行われた受賞者発表会見には、グザビエ・ダルコス仏学士院総裁ら日仏の文化関係者数十人が出席した。

絵画部門で選ばれた写真家、セバスチャン・サルガド氏(77)は受賞演説で、出身国ブラジルで多くの日系人と出会ったことに触れ、「日本は、祖国の文化に重要な貢献をした国。受賞を大変名誉に思う」と喜びを語った。その後、アマゾン熱帯雨林を捉えた作品について、出席者からの質問に答えた。同賞国際顧問で、ジャン=ピエール・ラファラン仏元首相はビデオのメッセージを寄せた。

東京都内の会見には、同賞元国際顧問の中曽根康弘元首相の後任に決まった安倍晋三前首相らが出席。安倍氏は授賞式後の祝宴でスピーチした思い出などを振り返り、「世界文化賞が、人類不滅の財産である芸術の創造者たちに最大限の勇気を与える場となるよう全力を尽くす」と語った。

(黒沢綾子、パリ 三井美奈)