原告「実態もっと理解して」 生活保護減額訴訟請求棄却 - 産経ニュース

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原告「実態もっと理解して」 生活保護減額訴訟請求棄却

判決後に会見する原告ら=京都市左京区
判決後に会見する原告ら=京都市左京区

「実態をもっと理解してほしい」。生活保護費の基準額引き下げをめぐる訴訟の判決で京都地裁が原告らの請求を退けた14日、原告らは不満を訴えた。

「不当判決」「司法の責任を放棄」。午後2時半すぎの京都地裁前で、こう記した紙が掲げられると、受給者や支援者らは言葉を失った。

「悔しい気持ちでいっぱい」。判決後に会見に臨んだ原告の一人、山科区の森絹子さん(79)は胸の内を語った。68歳までパートで働いていたが、体調を崩してからは保護費を受給しているという。

生活は苦しく食費を切り詰め、服も古着ばかり。「普通の生活ができる最低限度な額にしてほしい」とし、「困ったとき誰もが安心して利用できるよう、分かってもらえるまで戦う」と語気を強めた。

原告側の弁護団は「原告の生活実態を把握していない不当判決で強い憤りを感じている」と述べ、控訴する意向を示した。

(桑村大、鈴木文也)