盤石の連勝発進 新横綱の照ノ富士「集中していきたい」 - 産経ニュース

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盤石の連勝発進 新横綱の照ノ富士「集中していきたい」

●豊昇龍(よりたおし)照ノ富士〇 新横綱の照ノ富士が連勝=両国国技館(撮影・尾崎修二)
●豊昇龍(よりたおし)照ノ富士〇 新横綱の照ノ富士が連勝=両国国技館(撮影・尾崎修二)

大相撲秋場所2日目は13日、両国国技館で行われ、新横綱の照ノ富士は豊昇龍を寄り倒しで仕留めて2連勝とした。

照ノ富士が新横綱場所を快調に走っている。初日に逸ノ城を、2日目に豊昇龍を圧倒して連勝発進。危なげない内容で難敵たちを寄せ付けず、「落ち着いて相撲を取れている。一日一番、集中していきたいと思っている」と自信をみなぎらせた。

立ち合いで左に動かれても動じず、右を差して左上手を取る。左からの投げで相手の体勢を崩して押し込み、最後は右から圧力をかけて寄り倒した。主導権を握り続けた取り口に、「落ち着いて前に出られればと思っていた」と納得の表情を浮かべた。

同郷であるモンゴル勢の将来を担う若手に貫禄を見せつけた。成長著しい22歳の豊昇龍は優勝25回を誇る元横綱朝青龍のおい。幕内最年少のサラブレッドに輝かしい未来が待っていると思うからこそ、先輩として立ちはだかって奮起をうながす必要がある。

最高位に上り詰めて以降、「存在感があってすべての力士の見本となる横綱になる」と自らに言い聞かせてきた。横綱の力量を直接、他力士の身に刻み込むのも大事な役目。まったく隙が見当たらない横綱としての2日間は有言実行といっていい。

白鵬が新型コロナウイルスの影響で休場し、新横綱場所は一人横綱の重圧にさらされている。不慣れな横綱土俵入りで心身の負担が大きくても、「いつも通り」と平常心は乱さない。三役以上の連勝がただ一人となる中、強靱な精神力で角界の看板をしょって立つ。(奥山次郎)