バーミヤンで仏頭略奪 タリバン制圧時の混乱乗じ - 産経ニュース

メインコンテンツ

バーミヤンで仏頭略奪 タリバン制圧時の混乱乗じ

アフガニスタン中部の世界遺産バーミヤン遺跡。中央に東大仏があった(共同)
アフガニスタン中部の世界遺産バーミヤン遺跡。中央に東大仏があった(共同)

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産のアフガニスタン中部バーミヤン遺跡で、保存修復に関わるフランス隊の収蔵庫から仏頭などの発掘品が盗まれていたことが13日までに分かった。イスラム主義組織タリバンがバーミヤンを制圧した際の混乱に乗じ、何者かが略奪したとみられる。日本チームの倉庫も荒らされたが、被害の有無は確認できていない。

スマートフォンに送られてきた映像の整理番号と一致するフランス隊が収蔵していた仏頭(ゼマリアライ・タルジ氏提供・共同)
スマートフォンに送られてきた映像の整理番号と一致するフランス隊が収蔵していた仏頭(ゼマリアライ・タルジ氏提供・共同)

地元住民や日本隊関係者が明らかにした。タリバンは旧政権時代の2001年、イスラム教の極端な解釈に基づき、偶像崇拝に当たるとしてバーミヤン遺跡の東西大仏を破壊した。フランス隊の倉庫は東大仏付近から出た貴重な発掘品を収蔵していた。

地元の男性によると、盗み出したとみられる仏頭やコイン、経典などの購入を持ちかける電話があった。スマートフォンに送られてきた仏頭の映像には、フランス隊の整理番号が付いていた。(共同)

何者かに荒らされた日本隊の収蔵庫=8日、アフガニスタン・バーミヤン(フランス当局提供・共同)
何者かに荒らされた日本隊の収蔵庫=8日、アフガニスタン・バーミヤン(フランス当局提供・共同)
アフガニスタンのバーミヤン遺跡。中央にある崖のくぼみに、西大仏が収められていた(共同)
アフガニスタンのバーミヤン遺跡。中央にある崖のくぼみに、西大仏が収められていた(共同)