富士山 山梨ルート登山者 過去最低の6万5千人

7日、「初冠雪」を宣言したものの取り消された富士山
7日、「初冠雪」を宣言したものの取り消された富士山

山梨県富士吉田市は13日、山梨側の富士山吉田口登山道6合目での登山者数が、7月1日から9月10日までの今シーズンは6万5519人だったと発表した。同市によると、統計を開始した昭和56年以来、過去最低。新型コロナウィルスの感染拡大前は、毎シーズン20万人程度で推移していたが、今年は、約3分の1の水準にとどまった。

同市富士山課によると、コロナ感染拡大前には多くの訪日外国人の登山者があったが、これが急減したことに加え、週末やお盆休みの時期を中心に雨の日が多く、日本人の登山者も減少したと分析している。さらに、全国的なコロナ感染拡大で、緊急事態宣言や蔓延(まんえん)防止等重点措置対象地域が広がり、人の移動が制限されたことも減少の要因とみている。

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