ローカル線で地域に人呼び込む えちごトキめき鉄道(1/2ページ) - 産経ニュース

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ローカル線で地域に人呼び込む えちごトキめき鉄道

鉄道をツールにした地域活性化に取り組むえちごトキめき鉄道の鳥塚亮社長(本田賢一撮影)
鉄道をツールにした地域活性化に取り組むえちごトキめき鉄道の鳥塚亮社長(本田賢一撮影)

えちごトキめき鉄道 鳥塚亮社長(61)

旧国鉄時代の急行車両を購入して走らせたり、50年以上前の線路の石を缶詰にして販売したりと、ユニークな取り組みが話題の第三セクター「えちごトキめき鉄道」(本社・新潟県上越市)。こうした取り組みの背景には何があるのか。鳥塚亮社長(61)にローカル線や沿線地域への熱い思いを聞いた。

トキめき鉄道は平成27年、北陸新幹線の長野-金沢間の開業に伴い、信越線と北陸線の一部を引き継いで誕生しました。当初からぎりぎりの車両で運行していたため、夏休みなどに臨時列車を走らせる余裕がない。そこで中古車両を購入することにしました。

路線内には交流と直流の箇所があるため、どちらも走れる車両を探していたところ、JR西日本から旧国鉄時代の急行車両455系(昭和46年完成)と413系(37年完成)が売りに出ていたので買いました。

この車両は「観光急行」として運行していますが、各駅停車より所要時間がかかる、急がない急行です。日本海が見えるところでは徐行しますし、一部の途中駅では乗客と地元の人たちとのふれあいの時間も設けています。新潟県糸魚川市の能生駅では地元の人が名物の笹ずし(クマザサの上に酢飯を乗せ、具材などを盛りつけたもの)を作り、乗客に販売しています。