NYで追悼式典 大統領「結束」訴え 9・11テロ20年 - 産経ニュース

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NYで追悼式典 大統領「結束」訴え 9・11テロ20年

11日、米中枢同時テロの追悼式典で演奏するニューヨーク市警察=ニューヨーク(AP=共同)
11日、米中枢同時テロの追悼式典で演奏するニューヨーク市警察=ニューヨーク(AP=共同)

【ワシントン=黒瀬悦成】2977人の犠牲者を出した2001年9月の米中枢同時テロから11日で20年となった。テロリストにハイジャックされた旅客機が激突し、崩壊したニューヨークの世界貿易センター(WTC)ビルの跡地「グランド・ゼロ」では、バイデン米大統領や遺族らが参列し追悼式典が開かれた。

式典では、旅客機がWTCに激突した時刻などに合わせて犠牲者を追悼する黙禱(もくとう)がささげられた。

バイデン氏は式典に先立ち10日、ツイッター上でビデオ演説を発表し、犠牲者に哀悼の意を示した。「結束こそが米国にとっての最大の強みだ」と述べ、テロで傷ついた米国の再建やテロ対策に一致して取り組んだ米国民の勇気と努力をたたえた。

バイデン氏は、国民の結束が「同時テロで得られた中心的教訓だ」としつつ「結束とは全員が同じことを信じるべきだという意味ではない。私たちは相手を互いに尊重し信用しなくてはならない」とも強調した。

また、同時テロを実行したのが過激なイスラム思想を奉じる国際テロ組織アルカーイダだったことで、イスラム教徒に対する差別が米国で激化したことを念頭に「イスラム教徒への恐怖や怒り、恨み、暴力など、人間の暗部も目の当たりにした」と振り返った。

バイデン氏は同時に「米国に危害を加えようとする者は必ず追い詰めて代償を払わせる。この取り組みは変わらない」と述べ、テロ組織に厳しく対処していく姿勢を打ち出した。